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通学コースのイベント:特別展「宝石」に行ってきました。

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通学コースのイベント:特別展「宝石」に行ってきました。


5月になってから通学コースで、上野の科学博物館で行われている「特別展:宝石~地球がうみだすキセキ」を見学にいってきました。

宝石、というとなんだか女性向けで綺麗なもの、高価なものという印象がありますが、宝石のなりたち、形成の過程の多くは科学的な部分が多く関係しています。


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今回は、あらかじめ宝石についての学習をして向かいました。

宝石が鉱山でみつかると、鉱物の結晶であることが多く、これらが輝く宝石になるといってもなかなか信じられないものもあれば、結晶状態ですでに美しいものもあります。
こうしたものは、「原石」と呼ばれます。特にダイヤモンドは磨かなければ宝石としての価値はないに等しく、磨く技術が向上することで価値が高まったものです。


この原石をカットしていって、いくつかの形にしていくことで、いったん原石は「ルース」と呼ばれる「カットだけが終わった状態」になります。例えば、ダイヤモンドの原石は「ラウンドブリリアントカット」と呼ばれる形が最も光を美しく反射することが知られています。このルースが、例えば台座に載せられて指輪につけばはじめて宝飾品となります。

宝石と呼ばれるためには、こうした加工技術で美しく輝くことと、原石の特性として「水晶よりも硬い」という特徴が必要です。これは、モース硬度と呼ばれていて最も硬いものがダイヤモンドの「10」となっています。

こうした「硬度」の特徴は、必ずしも絶対のものではなく例外もあるのですが、おおざっぱにいって、7以上あることが宝石の必要条件といっていいのです。

実は昔、科学博物館では「みどり館」という建物で鉱物を展示しており、そこにいくたびに「スターサファイア」の不思議な輝きをみつめていたのですが、今回国立科学博物館所蔵のスターサファイアをもう一度眺めることができました。
「スター」というのは、キャッツアイ・タイガーアイのような不思議な線状の輝きが3つ以上あるものを指しています。
P1422710 (1).jpgなどと、なつかしいものとの再会もありつつ、あらたな宝石たちとの出会いもあり、とても貴重な機会でした。

さらに、宝飾品としての価値として、ヴァン クリーフ&アーペル、ギメルの宝飾品なども美しく、美しい宝石をジュエリーにする職人の技を見学してきました。
P1422723.jpgのサムネイル画像

生徒からは、「王族のつけるティアラがすばらしかった」という感想もでていて、宝石から宝飾品まで多くのものをみてきてもらうことができる一日になりました。

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